自分のペースで自由に働けるUber Eats の配達パートナー。面談もシフトもない気軽さがポイントですが、収入面はどうなっているのでしょう?Uber Eats 配達員はどのくらい稼げるのか、気になるUber Eatsの報酬・給料について解説します。
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フードデリバリー領域を得意とするライター。注文者、配達員、店舗の各方面で実際にパートナー登録をし、フードデリバリー業界のフレッシュな情報を発信している。
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Uber Eats (ウーバーイーツ) 配達員
報酬の仕組み
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員は、アルバイトではなく業務委託契約です。このため、Uber Eats からお給料をもらうわけではなく、配達案件ごとの出来高制で報酬を得ます。
Uber Eats 報酬の計算式
Uber Eats 配送1件あたりの報酬は、次の図のように計算されます。
報酬 =
配送料 + 追加報酬 (クエスト、ブーストプラス) + チップ
Uber Eats の報酬の中身を具体的に見ていきましょう。
配送料
Uber Eats の「配送料」は、配達員が得る報酬のベースとなる部分です。
配送料は、Uber Eats 独自のアルゴリズムによって決定します。商品の受け取りにかかる時間や距離、天候、稼働中の配達員の数、料理の値段など、配送料を決定する要素はさまざまです。
クエスト
「クエスト」はUber Eats 独自の追加報酬で、決められた配達件数をこなすことでもらえるボーナスのようなものです。クエストの達成は、Uber Eats で報酬を増やすためのカギになります。
クエストの出るタイミングや頻度、内容は配達員に異なります。以下の5つの種類があります。
日またぎクエスト
Uber Eats でいちばんメジャーなクエストで、決められた期間に決められた配達件数を達成すると追加報酬がもらえるクエストです。(配達員になってまもなくはまだ出ないようです)
この日またぎクエストのひとつとして、2026年1月16日から、「選択制クエスト」が全国ではじまりました。
これまでの日またぎクエストは自動で割り振られていましたが、新しい選択制の日またぎクエストは、アプリ内に表示されたクエストから選択できます。

▲月曜~金曜の日またぎクエスト
・120回の乗車 ¥16,940円
・110回の乗車 ¥14,060円
など全12段階の日またぎクエストから自分の都合可能です。なお、回数が多いほど1回あたりの単価は高くなります。
拒否制限回数クエスト
いわゆる ‟拒否クエ” で、2026年3月頃に、一部エリアで無作為に抽出された配達員対象に試験導入されました。
上記の日またぎクエストに、拒否する回数の上限が条件として加わったもので、配達員の間ではもうクエストを売上のあてにできない、と無念の声も聞かれました。
ただ、その後、拒否クエはアプリ上で表示されない時期もあり、全国的に実装されるのか、廃止されるのかは今のところ不明です。
悪天候クエスト
いわゆる ‟雨クエ” で、雨や雪など天候がよくないときに発生するクエストです。
ピークタイムクエスト
その名のとおり、ランチやディナーのピークタイムに発生するクエストです。
2026年4月頃から「発生しなくなった」という配達員の声も聞かれます。発生している人、発生しなくなった人、もともと発生していない人、発生しているが金額が下がった人、発生しているが頻度が下がった人など、様々な配達員がいるようです。
謎クエスト
配達員のあいだで ‟謎クエ” といわれているもので、いつ、何のタイミングで出るのか不明で謎が多いとされるクエストです。上記のピークタイムピエストも謎クエの一つする考えもあります。
タイミング不明とはいえ、正月や大型連休、ワールドカップなど国を挙げてのイベントなどの際に発生することがあるようです。それ以外にも、早朝や深夜など、が発生のタイミングです。
謎クエは多くの配達員の中で突然出なくなる期間もあり、消滅したと思うとまだひょっこり出たりするので、やはり神出鬼没な印象はあります。
ブースト プラス
2026年8月から神奈川など一部エリアの一部配達員について試験的に導入されている新しい追加報酬の仕組みです。
以前のブーストは、「配送料×1.2倍」などの形式で最終的にもらえる報酬が算出されていました。
これに対し、新しいブースト プラスを取り入れた報酬は、以下のように算出されます。
例:「稼働1時間につき600円の加算」と表示された場合
1分あたりのブースト 600÷60=10円
20分かかる配達であれば、20×10=200円
→ この案件のブーストは200円
→配達料500円であれば、最終的にもらえる報酬は500+200で700円
チップ
Uber Eats では、注文直後、または注文後7日以内に、配達員にチップを支払えるシステムがあります。チップからは手数料が引かれないので、そのまま配達員が受け取れます。
Uber Eats 配達員がチップをもらうには、
- 時間通りの配達
- 清潔感のある見た目
- 丁寧な言葉づかい
- 「ありがとうございます」「お待たせしました」などの一言
- 悪天候の日の配達
- 大量注文
といった要素が考えられます。
Uber Eats (ウーバーイーツ) 配達員
過去にあった報酬制度
Uber Eats 配達員の報酬制度で、過去にあって今ないものには以下があげられます。
ブースト
おもにピークタイムなど、対象の時間帯に対象のエリア内で配達をすると、「配送料×1.2倍」などと報酬が増額する制度です。掛け率がマップで一目でわかるようになっていました。2023年に廃止されました。
(上に記載したように、2026年8月より一部エリアで新しい「ブースト プラス」という報酬制度が試験的にはじまっています。名前は似ていますが、仕組みは異なります)
配達調整金
以前、配送料には状況に応じて「配達調整金額」が含まれました。調理待ちや交通渋滞、複雑なタワマン案件などで遅延が生じる場合に付与される追加報酬です。2025年12月頃に廃止されました。(そのかわりに全体の単価を上げる趣旨のアナウンスがUber Eats 公式からあったようです)
ヒート
配達員の中では「シミ」ともよばれ、「+¥120」など追加報酬のもらえるエリアがヒートマップのように表示されました。
Uber Eats (ウーバーイーツ) 配達員
もう一つの報酬制度「フラットレート」

Uber Eats では、2025年9月から「フラットレート」という新たな報酬制度がはじまりました。
通常は1案件ごとに報酬をもらえる仕組みですが、フラットレートでは、配達に要した時間に対して報酬がもらえます。
フラットレートの報酬では、1分あたりの単価が固定されますが、時給が固定されるわけではないので注意しましょう。
フラットレートの特徴
フラットレートは配達に要した時間に対して報酬が発生するため、調理待ちや交通渋滞、タワマンなど難度の高い配達で時間がかかってしまっても、あせる必要がないというメリットがあります。
一方で、1時間につき1回までしかオファーを拒否できない、ほぼ ‟全受け” 配達となることも特徴です。ただ、それ以上拒否をしてもペナルティーになるなどのデメリットはありません。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
Uber Eats の報酬全般について▼

Uber Eats 配達員
報酬額の相場は?

気になるUber Eats 配達員の報酬・給料は、どのくらいなのでしょうか。
Uber Eats 配達員の最低単価
Uber Eats の最低単価は、320円(シングル)ほどです。時間やエリアにより320円より低い単価が出る可能性もゼロではありませんが、最低単価はおおむね320円といえそうです。
320円はあくまで最低単価なので、実際はこれより高い単価になることはめずらしくありません。
シングルかダブルか
Uber Eats シングル案件の単価
たとえば東京新宿のランチタイムで見た場合、Uber Eats シングルの配達の単価は、350円~600円程度(配達距離2kmとして)。頻度は低いですが ‟マグロ・クジラ案件” といって1,000円や2,000を超える高単価の案件もあります。
Uber Eats の配達員は、リクエストがくると距離単価(1キロあたりの単価)を計算して受諾するか否かを判断する人が多いです。(分単価で判断する人もいます)
シングルの場合、距離単価にすると100円~200円が相場。距離単価が100円未満だと拒否し、200円以上だと良案件として積極的に受ける、という配達員も少なくありません。
Uber Eats ダブル案件の単価
一方、ダブルの配達だと、単価は500円~800円程度(配達距離2kmとして)です。
ちなみにUber Eats では、片方の案件が距離が遠すぎたり、単価が安すぎる場合は、ダブルの案件をシングルに ‟解体” することもできます。2件のうちどちらかをキャンセルするかたちです。
ダブルを解体できるのは、Uber Eats 配達員では出前館と違って受けキャンができるからなのですが、受けキャンが続くとリクエストが減る可能性もあるので注意が必要です。
代行サービス案件
「PPP」= 買い物代行 の単価
「PPP(ピック・パック・ペイ)」はUber Eats 独自の買い物代行サービスのことで、「イオン」「まいばすけっと」「マルエツ」「ライフ(一部店舗)」といったスーパーに連携されています。
PPP案件の単価は、通常案件に比べてやや高めに設定される傾向です。店舗で商品を探したり袋に詰める追加作業が発生するためと思われます。
ペットボトルの水を十数本など、重くて運べない場合は、受けキャンをしたりサポートに電話をして、ヘルプの配達員を要請することもできます。
7NOW(セブンナウ)の単価
Uber Eats が外部企業の商品を代行して配達するサービスを「Uber Direct(ウーバーダイレクト)」といいます。
その例として、セブンイレブンでは自社の商品をオンラインで注文できる「7NOW(セブンナウ)」を展開。Uber Eats ではこのセブンナウの配達代行を請け負っています。
Uber Eats の配達員がセブンナウの案件をとった場合、セブンナウの報酬体系に従います。このため、セブンナウの単価はここではわかりません。
マックデリバリー(MD)の単価
マックデリバリーもUber Directのサービスを経由してUber Eats が配達します。
Uber Eats 配達員が受けるマクドナルドの案件は、
- 通常の案件
- マックデリバリー案件
の2種類ということになります。
ピークタイムにおけるマックの混雑は仕方がないことですが、ハッピーセットで人気キャラクターとコラボするときはとくに待機時間が増える傾向にあるので、注意が必要です。(案件数は増えます)
Uber Eats (ウーバーイーツ) 配達員がねらうマグロ案件

Uber Eats にはときどき1,000円台~3,000円台の高単価案件が発生します。いわゆる ‟マグロ案件” です。
マグロ案件が生まれる理由
マグロ案件が生まれる理由は不明ですが、もともと低単価の案件が複数の配達員に拒否されて、まわりまわって高単価になった可能性があります。
またはそもそもの商品単価が高い(高級料理系)こともあり得ます。そして、たいていは長距離のダブル案件です。
マグロ案件ねらい打ちは賢い?
Uber Eats 配達員の中には、安い案件は徹底してとらず、マグロ案件だけをねらって複数のエリアを回遊する人もいます。とくにバイクでの配達の場合、エリアをまたいだ移動が簡単なのでむいていそうです。
一方で、回遊中は結果として収入がゼロになるため、マグロ案件ねらい打ちが正攻法かはいいきれません。全受けとはいわずとも細かなリクエストを継ぎ目なく引き受けて、コツコツ報酬を増やすやり方もあります。
出前館の報酬について▼

Uber Eats (ウーバーイーツ)配達員
報酬を時給換算すると?

Uber Eats 配達員の報酬を時給換算すると、どのくらいになるでしょうか?(フラットレートではなく通常配達の場合)
上記単価の説明と同じく東京新宿のランチタイムで検証すると、
単価 : 500円
所要時間 : 20分
の案件では、
500円 ÷ 20分 = 25円
なので
25円 × 60分 = 1,500円
となります。
分単価はその場で確認可能
Uber Eats では配達リクエストがくる際、
- 報酬金額(予定)
- 距離
- 時間
が配達員アプリ上に表示されます。
そのため、分単価や時間単価をその場で計算し、配達リクエストを受諾するか否かを判断できます。
Uber Eats の登録全般について▼

繁忙期と閑散期
Uber Eats (ウーバーイーツ) 配達員の収入の差は?

ところで、Uber Eats の繁忙期と閑散期では、収入の差はどのくらいあるのでしょうか?
まず、Uber Eats で稼げる時期と稼げない時期を確認します。
繁忙期:7月~8月、12月~2月
閑散期:3月~5月、9月~11月
リアル配達員の声を聞くと、繁忙期を10とすると閑散期は4くらいの収入の違いがあるようです。
ただ、Uber Eats 初心者で、のんびりはじめてみたいという人は、閑散期のほうが気持ちが楽かもしれません。
自転車とバイク
Uber Eats (ウーバーイーツ)でどちらが稼げる?

しっかり稼ぐならバイク
自転車とバイクを比較すると、Uber Eats で稼ぎやすいのはバイクになります。単価が高めのロング案件を含め、短時間で多くの案件をとれるからです。
たとえば4時間稼働するとして、自転車でとれるのは7件~10件程度ですが、バイクだと10~15件程度見込めます。
Uber Eats を本業としてしっかり稼ぎたい場合は、バイク配達のほうが有利といえそうです。
自転車は小回りのよさが利点
一方で、自転車は駐車がしやすい、込み入った繁華街へアクセスに便利などの利点があります。
飲食店の多い都心部で平日のピークタイムや土日に稼働できるなら、自転車でも十分に稼ぐチャンスがあります。
バイクにかかるガソリン代や自賠責保険代といった維持費が、自転車は0円で、Uber Eats で得る報酬がそのまま手元に入ることも魅力です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)報酬(給料)振込みの時期と方法
次に、Uber Eats 配達員が報酬を受け取る日、会社員でいうところの “給料日” について説明します。
Uber Eats の “給料日” は週に1回
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は、週払いです。つまり、週に1回、報酬が支払われます。
締め日は毎週月曜の午前4時です。その後、登録済みの金融機関に送金されます。
振込日は金融機関により異なる
着金(実際に口座に振り込まれる)がいつになるかは、金融機関により異なります。気になる人は、金融機関に問い合わせてみましょう。
海外からの送金ということもあり、国内よりは時間がかかる傾向にあるようです。

Uber Eatsに「給料明細」はある?
報酬の明細はダウンロード可能
業務委託の配達員の仕事で「給与」は支払われないため、いわゆる「給料明細(給与明細)」はありません。
獲得した報酬についての明細は、ドライバーアプリ上で確認できます。また、サイトにログインしてデーターをダウンロードすることも可能です。
データは消えてしまうおそれもあるので、こまめにローカル保存しておくといいでしょう。日頃から売上を管理しておくと、2月~3月にある確定申告もスムーズにできます。
Uber Eats (ウーバーイーツ)配達員
高収入を得る方法
Uber Eats 配達員の仕事で高収入を得るには、回数を重ねて慣れることのほかに、コツをつかんで効率的に動くこともポイントです。
たとえば
・土日・祝日をねらう
・ピークタイムをねらう
・雨の日をねらう
・得意なエリアをつくる
・交通事情を把握しておく
・都心で稼働する
・繁忙期はせまく、閑散期は広く
・高単価の案件を見逃さない
・クエストを達成する
・商品価格の高い店をねらう
・チップをねらう
などの方法があげられます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Uber Eats (ウーバーイーツ)配達員
確定申告は必要?

最後に、確定申告についてです。Uber Eats の配達員は個人事業主なので、確定申告をする必要があります。
確定申告は年度末におこなう
確定申告は、毎年2月16日~3月15日の間におこないます。
必要書類を税務署でもらったり国税庁のHPからダウンロードして、自分で申告をします。電子申請(e-Tax)も可能です。
個人事業主は確定申告が必要
会社員とは違い、個人事業主の場合は年度末に確定申告をして、所得税を納めます。Uber Eats 配達員も個人事業主なので原則、確定申告が必要です。
基準を超えた人が確定申告をする
Uber Eats の配達員は確定申告が必要ですが、基準があります。
Uber Eats での年間所得が48万円以上
Uber Eats での年間所得が20万円以上
以上に当てはまる人は、年末に確定申告をしてください。
「所得」=「収入」ではない
ちなみに、「所得」とは、収入から経費を差し引いたものです。
- 自転車やヘルメットの購入費
- スマホの通信費
- 配達エリアまでの交通費
- レンタサイクル代
などを経費にできます。
自転車やスマホなど、Uber Eats の業務以外でも使うものについては、業務で使う割合分のみを経費として計上します。
「事業所得」か「雑所得」か?
確定申告が必要な場合、「事業所得」または「雑所得」のどちらかで申告します。
Uber Eatsの配達員を専業としている人は「事業所得」、副業の人は「雑所得」で申告するのが通常です。ただし、副業の場合でも、実働時間や事業の規模により「事業所得」になることがあります。迷うときは管轄の税務署に直接問い合わせてみましょう。
白色申告と青色申告
Uber Eats を本業でやっていて、事業所得として確定申告する場合、「白色申告」と「青色申告」の選択肢があります。
「青色申告」は、最大65万円の特別控除を受けられたり、バイクなど30万円未満で購入したものを全額その年に経費計上できる(白色だと何年かに分けて計上)などのメリットがあります。
ただし、青色申告は手続きが複雑という難点があります。初心者だと大変ですが、最近は会計ソフトのスペックが上がっているので、自力で青色申告をする人も増えています。

まとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の報酬(給料)について、テーマごとに説明しました。フリー契約であることから、自分の工夫や頑張りしだいで収入アップも見込めます。とはいえ、心身ともに元気でなければ元も子もありません。自分のからだや生活スタイルと向き合いながら、無理なくのUber Eats 配達員の仕事に取り組みましょう。
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