最近、浸透しつつあるフードデリバリーの価格を店頭価格と同じくするながれ。ユーザーにとってはもちろんメリットですが、店舗にとってはどうなのでしょうか? この記事では、Uber Eats の「お店と同価格」について概要をまとめつつ、お試しキャンペーンに参加して「お店と同価格」を実際に導入してみた店舗へのインタビューの内容をお届けします。

RNPA_SEJA48
affjpeats726初回利用限定、1,200円分×1回+700円分×8回分の割引
【適用条件あり】たばこを含む注文等、割引対象外あり。商品代金1,500円以上から利用可能。クーポンは登録から31日間使用可能。クーポンの取得期限は2026/9/30まで。※今後クーポンの条件は変更になる可能性があります。※詳しくはmenuアプリをご確認ください
最初の4回の注文が50%オフ
【適用条件あり】各回最大1,500円割引。クーポン取得期限は2026/5/1~31。入力後は2週間以内にご利用下さい。最低注文金額は1500円です。配達手数料、サービス手数料は別途。友達招待コードとの併用は不可です。
フードデリバリーで店頭価格にするながれ
2025年からフードデリバリーで急速に広まりつつある、フーデリバリーの販売価格を店頭価格と同じくするながれ。
各サービスで呼び名は違いますが、Uber Eats では
お店と同価格
と銘打って導入店舗を増やしています。
お店と同価格、ユーザーは最高!店舗は?
「お店と同価格」はユーザーにとってはいうまでもなくメリット。
フードデリバリーは高いからと遠ざかっていた人たちも、イートインと同じ価格でお店のできたて料理を届けてもらえるとなれば、利用しない手はないかもしれません。
では、店舗の方はどうでしょう?
前提として、店舗がUber Eats に負担する手数料は、35%です。(実際は消費税がかかるので38.5%)
この手数料分程度を店頭価格に上乗せして、なるべくUber Eats の売上を減らさないように対策している店舗は多いでしょう。
しかし、「お店と同価格」(=店頭価格そのまま)にするとなれば、店舗の売上は減ります ▼
Uber Eats の価格
※手数料35%分をまるまる上乗せしていた場合

そうなると、「お店と同価格」は店舗にとってデメリットのようにみえます。
なぜ「お店と同価格」を導入するの?
デメリットのようにみえるのに、なぜ「お店と同価格」にする店舗が増えているのでしょうか?
一番大きな理由としては、「お店と同価格」による店舗の宣伝効果が期待できることがあげられるでしょう。
「お店と同価格」はユーザーにとって非常に魅力的で、導入すれば以前より注文数が増える可能性は大いにあります。
「お店と同価格」にしたことによるマイナスより、注文数が増えたことによるプラスの方が勝れば、「お店と同価格」は導入すべきという結論になり得るのです。
Uber Eats 「お店と同価格」の仕組み
あらためて仕組みを説明すると、「お店と同価格」の対象メニューは店舗が自由に決められます。
すべてのメニューではなく、一部のメニューでもかまいません。一部メニューの場合は、〇品以上や〇品程度という条件付きの可能性はあります。
どちらの場合もUber Eats のアプリ上で「お店と同価格」にカテゴライズされた箇所に店舗が表示されます。
また、すべてのメニューの場合は緑色の目立つマークが、一部メニューの場合は白いマーク(‟一部” の文言付き)が表示されます。
Uber Eats「お店と同価格」の設定方法
Uber Eats で商品を「お店と同価格」に設定するには、Uber Eats の管理画面(レストランマネージャー)で、店頭価格の記載のあるCSVデータ(Excelなどから変換可能)をアップロードします。
「お店と同価格」を導入した店舗にインタビュー
ここでは、実施にUber Eats の「お店と同価格」を導入した店舗にインタビューをして、その回答を紹介します。

インタビューした店舗:パティスリー ラ・プリュム(東京)
- 「お店と同価格」を導入したきっかけを教えてください。
-
店にUber Eats の方から電話があり、「お店と同価格」のキャンペーンを案内されたので、参加することにしました。
- もともと「お店と同価格」に興味をもっていたのですか?
-
他のフードデリバリーでも店頭価格が広がっているのを知っていたので、興味はありました。ただ、どちらかというと店にとってマイナスになりそうな印象で、自分からはじめる気はなかったですね。今回ちょうどキャンペーンだったので、試してみた感じです。
- どんなキャンペーンだったのですか?
-
公表していいものかわからないので詳しくは差し控えますが、店頭価格にすることで店舗がマイナスになってしまう分を一部補填してくれるイメージだと思います。
- キャンペーンの期間はどのくらいですか?
-
5月1日~7月31日の3か月間です。※インタビュー時は5月末
- すべての商品を「お店と同価格」にしましたか?
-
いいえ、全商品の中から10品です。品数は、今回Uber Eats から指定されました。
- Uber Eats アプリ上で表示方法など変化がありましたか?
-
「お店と同価格」のカテゴリーに表示されるようになりました。こうなると、やはり以前より目立ちますよね。
ただ、他のお店だとさらに「お店と同価格」の赤いマーク?がついているところもあって。これがうちはなかったので、もしかして全品「お店と同価格」にしていないからかもしれません。
- 「お店と同価格」にして注文は増えましたか?
-
増えました。
店頭価格にしていなかった3月や4月と比べて、5月は2.5倍くらいに注文数が増えましたね。
- それはすごいですね。売上全体としては、どうなりましたか?
-
Uber Eats から手数料を引かれて手元に残る売上は、前月の約1.6倍になりました。
今キャンペーン中で一部補助があると思うので、それがないともう少し売上は減るのかも。Uber Eats からの明細をまだしっかり読み解けていなくて、すみません。
- この結果をどうみますか?
-
売上全体としてみたときに、店頭価格にする前より、した後のほうが売上は1.6倍に増えたわけなので、「よい」結果といっていいのかもしれません。
- 気になることがありますか?
-
店頭価格に引き下げた場合、1注文あたりでみると、やはりマイナス分は目立ちます。
これまでは、店頭になるべく近い売上が出るようにUber Eats の価格を設定していました。それをやめることによって、Uber Eats では、実際の店頭価格よりも安い価格で商品を売ることになります。
- そうなると、お店にとってはやはりマイナスになりそうですが。
-
安い価格で売ることになりますが、注文数は増えます。ようは薄利多売という形ですよね。
同じ商品を売るのに、店頭なら1000円、Uber Eats なら600円となったときに、それなら店頭で売ったほうがいいじゃない、という気もします。デリバリーのほうが手間やコストがかかるケースもあると思いますし。
- たしかに、店頭販売に注力したほうがいい気もします。
-
ただ、うちの場合は、Uber Eats はもともとゼロベースだったところの開拓になったと思っているんです。売上がゼロだったところを、新しいお客さんに知ってもらって、販路拡大につながりました。
だから安売りになっても、ゼロよりいいのでは、とも考えられます。
また、知ってもらうというのはとても意味のあることで、新たなリピーターのお客さんができたり、店に興味をもって来店してくださるパターンもあります。そこはメリットだと思いますね。
- ということは、今後も「お店と同価格」を継続しますか?
-
2か月後にキャンペーンが終わって、注文や売上の状況を見返して検討しますが、なんとなく今の感じだと、「お店と同価格」は続けていいのかなと思っています。
- 他の飲食店にも「お店と同価格」をおすすめしますか?
-
うーん……、ここは、お店ごとの判断になると思います。
実質、安売りになる「お店と同価格」のメリットをどのくらい見出せるか、ですね。
たとえば、原価率の高い商品を売る場合は、店頭価格にすると利益を出しづらいですし、さいあくの場合は原価割れのリスクも考えられます。
- 扱う商品によっても状況が変わってくるんですね。
-
そうですね。
あとはスタッフが少なくて苦労しながらデリバリーに対応しているお店は、店頭価格にして売上が下がったら割に合わないと感じるかもしれないし、そもそも商品を安く売りたくないと考えるオーナーさんもいると思います。
店舗によっていろいろな状況、考えがあるはずなので、オーナーご自身が納得できたり、スタッフが負担にならずに仕事ができる選択をするのがいいと思います。
(ありがとうございました)
まとめ
Uber Eats で広がっている「お店と同価格」について、店舗側の立場からその概要を説明しました。実際に「お店と同価格」を導入した店舗のインタビューにあるとおり、「お店と同価格」のメリットを享受できるかは店舗の状況によりそうです。オーナーやスタッフが健全に働きながら、お客さんに満足してもらえる商品を提供できること。それがかなうか考えることが、まずは判断のカギになるかもしれません。
![食事宅配 – LiPro[ライプロ]| あなたの「暮らし」の提案をする情報メディア](https://meals.iid.co.jp/wp-content/uploads/2024/10/LiPro_logo_meals.jpg)



